Yさんは、以前お母さんが入院された時、多額の治療費が必要であった為、300万円の借金がありましたが、仕事もしていた為、なんとか返済をしておりました。 しかしその折りに、勤めていた会社の景気が徐々に悪くなり、経営不振を理由にリストラされてしましました。
なんとか返済しなくてはという気持ちだけが先走り、再就職できれば返済もできるだろうと考え、新たな借り入れし、それを返済に充てていましたが、なかなか就職先も見つからず、借入は雪だるま式に増え、相談を受けた時には既に500万円以上の借入があり、月々の返済額も13万円となっていました。
Yさんの話をお聞きすると・・・
上記、1~3を踏まえて、いろいろと話し合いを繰り返し破産手続を選択しました。
借入額 500万円 → 0円
月返済額 13万円 → 0円
Yさんは、破産手続きを選択するにつき、ずいぶん悩まれていましたが、メリットデメリット等を説明し、今後新しいスタートを切りたいという一心で決断されました。裁判所に破産手続きを申立し、今までの経緯をすべて明らかにした上で、無事、免責決定が出されました。Yさんは、現在、パート社員としてお仕事が決まり、安定した生活を送られています。